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「ランドセルって種類が多すぎて…結局どれを選べば良いの?」
「高いランドセルと安いランドセルってどう違うの?」
「ランドセルを選ぶポイントは?どんな違いがあるの?」
小学校入学を控えるお子様をお持ちのママは、いざ「ランドセルを選ぼう!」と思うとブランドや種類の多さに驚きますよね。
どのランドセルを選ぶべきか、頭を悩ませる方も多いのではないでしょうか?
ランドセルは、子どもが小学校で6年間も使うもの。
日々教科書などの重たい荷物を持ち運びするため、見た目以外にも背負いやすさや丈夫さ、機能面…など、様々なことが気にかかります。
今回の記事を作成するにあたり、実際にランドセルを購入したことがある方100人へのアンケート調査を実施しました。
また、ランドセルに関するWEBメディアやSNSの口コミなどをリサーチすることで、ランドセル選びで起こりやすい失敗例がみえてきました。
ここでいくつかその代表例をご紹介したいと思います。
・子供の負担が少ないようにと「軽さ」を重視して選び失敗した
・販売サイトのレビューが高いものなら間違いないと思い失敗した
一見すると「なぜそれで失敗したのか?」と疑問に思う話ですが、後ほど詳しく説明していきます。
そんな私が自身の経験を踏まえてランドセル選びで悩むママやパパのため、最新情報を調べて発信することにしました。
Ando
本記事では、失敗しないランドセル選びのために押さえておくべきポイントや、ラン活スケジュールを詳しくご紹介いきます。
記事の後半では「カラー・デザインの豊富さ」「背負いやすさ」「丈夫さ」「保証内容」などを基準に総合的に評価して選んだおすすめランドセルランキングも発表するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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1. 失敗しないランドセル選びの9つのポイント
いざランドセルを買おう!と思っても、「沢山種類がありすぎて…ランドセルってどうやって選べば良いの…?」と悩んでしまう方も多いのではないでしょうか?
選ぶポイントや注意点が分からず、「価格が安かったから」「お店で勧められた」など、十分に考えず選んでしまうと、「子供が思ったより雑に扱うのですぐボロボロになってしまった…」「サイズが小さすぎて学校で使う大きいファイルが入らない…」など、後々になって後悔することに繋がりかねません。
ここからは「失敗しないランドセル選びのため、知っておくべき9つのポイント」をご紹介していきます。
ポイントを押さえると、満足の行くランドセル選びにグッと近づけますよ。
【ポイントその1】 男の子と女の子のランドセルの選び方のポイント
男の子と女の子のランドセルを選ぶポイントはどう違うのでしょうか?
当サイトがママ100人に聞いた独自のアンケート調査の結果を見ると、男の子と女の子で以下のような違いや傾向があることが分かります。
・女の子の場合は「重さ・背負いやすさ」「デザイン」「カラー」を重視する人が多い
また色の選び方については、ランドセルの見た目や印象を大きく左右するポイントですよね。
一般社団法人ランドセル工業会のアンケート結果を見ると分かるように、男の子はかねてより主流の「黒」が70%と一番人気。つづいて「紺」がよく選ばれており、合わせて全体の80%以上を占めています。
一方で女の子はオーソドックスな「赤」以外にも「紫/薄紫」や「桃」など、男の子のような圧倒的な色はなく、分散していることが分かります。
当サイトで先輩ママに独自に行ったアンケート結果でも、女の子の場合は「ライトブルー」「サーモンピンク」「ラベンダー」など、様々な色を選んでいるという結果が得られました。
よって女の子の場合は「赤」以外の色を選んだとしても「浮いてしまうんじゃないか…」という心配はしなくても大丈夫そうです。
ちなみに私の娘は「こげ茶」。息子は紺よりの「青」のランドセルを購入しています。
娘の同級生を見ても、やはり男の子は「黒」や「紺」などの落ち着いた色のランドセルを背負っている子が多いです。
対して女の子は「赤」以外にも「ピンク」や「ラベンダー」を使っている子も珍しくなく、ママ友に聞くと「子どもの好みで色を選んだ」という話も多かったです。
娘の選んだ「こげ茶」のランドセルの子もよく見かけますよ!
【ポイントその2】 金額の高いランドセルと安いランドセルの違い
「ランドセルは、どのくらいの価格が平均なの?」
「安いランドセルは、見ただけで分かる?いじめられたりしないかな…」
「どのくらいの値段のランドセルなら、失敗しにくい?」
ランドセルの価格は、種類やバリエーションの多さと同様、多くのママが悩むポイントですよね。
ランドセルの平均購入金額
一般社団法人ランドセル工業会のアンケート結果をみると分かるように、皮などの原材料の高騰や、多様化するニーズなどによって、ランドセルの平均価格は年々上昇傾向となっています。
アンケート結果によると、40,000円〜54,999円のランドセルを選ぶ人が最も多く、次いで55,000円〜64,999円。また65,000円以上と答えた方もかなり多くなっているのが分かりますね。
「高いランドセルと安いランドセルは、何が違うの?」と疑問をお持ちの方も多いでしょう。
様々な理由がありますし、価格だけで良し悪しは決められませんが、ランドセルに使用されている“素材”の違いが価格に一番大きな影響を与えています。
素材については、次項で詳しく解説していきます。
【ポイントその3】 素材の種類と軽さ
ランドセルの素材には、クラリーノ(人工皮革)、牛革、コードバンの3種類が主に使われています。
素材によって耐久性や手入れのしやすさが変わり、6年間に渡り影響するため非常に重要なポイントです。
ちなみにクラリーノは人工皮革、牛革とコードバンは本革と大きく2つに分けることもできます。
それぞれに長所・短所があるので、押さえた上でランドセルを選びましょう。
重さ | 耐久性 | 耐水性 | 価格 | バリエーション | |
---|---|---|---|---|---|
クラリーノ | 軽い | 中程度 | 高い | 比較的安価 | 豊富 |
牛革 | 中程度 | 高い | 中程度 | 高い | 少なめ |
コードバン | 重い | 最も高い | 中程度 | 最も高い | 少なめ |
ここからは、それぞれの素材の特徴について詳しくご紹介します。
クラリーノ(人工皮革)
現在流通している7割以上のランドセルに使われているのが、クラリーノ(人工皮革)です。
クラリーノのメリットとデメリットは、以下のようになります。
メリット | デメリット |
---|---|
・軽い ・耐水性がある ・手入れが簡単 ・カラーバリエーションやデザインが豊富 ・比較的安価 |
・本革と比べると傷がつきやすく、強度がない ・本革ほどの質感や高級感は得られない |
クラリーノは、なんといっても軽いという特徴があるため、身体の小さな子どもの負担を軽減したい場合には、こちらがおすすめです。
また耐水性が高く、手入れが簡単なのもポイントと言えるでしょう。
最近は技術が進化したため、傷つきにくく、強度も上がっていますが、耐久性は本革に劣ります。
牛革
以前のランドセルの素材で主流だった素材が牛革です。
牛革のメリットとデメリットは、以下のようになります。
メリット | デメリット |
---|---|
・耐久性・強度が優れている ・高級感がある ・経年変化を楽しめる |
・重たい ・耐水性がクラリーノに劣る ・手入れが必要 ・価格が比較的高い |
耐久性が高いため衝撃にも強く、また革の高級感も感じられます。
優れた加工技術によって以前より軽量化し、耐水性も以前より増していますが、やはりクラリーノと比べると重量があり、手入れなども必要です。
コードバン
コードバンは高級皮革として知られており、馬のお尻からわずかな量しか取ることのできない、非常に希少な素材です。
コードバンのメリット・デメリットは以下のようになります。
メリット | デメリット |
---|---|
・高い耐久性・強度 ・最も美しく、高級感がある ・経年変化を楽しめる |
・最も重たい ・耐水性がクラリーノに劣る ・手入れが必要 ・最も高価 |
ランドセルの中でも最も高級な素材なので、品質が高く、見た目の美しさや高級感を楽しみたい方におすすめです。
ただし価格が高く、重たいことや、牛革と同様、手入れが必要となるのがデメリットです。
【ポイントその4】 大手ブランドと工房系の違い
ランドセルを調べていると「大手ブランド」と「工房系」と、大きく2つに分類されていますよね。
大手ブランドは「セイバン」や「フィットちゃん」など。工房系は「土屋鞄」「村瀬鞄行」などがあります。
主な特徴や違いは、以下の表のようになっています。
大手ブランド | 工房系ブランド | |
---|---|---|
製造方法 | 工場で大量に製造する | 手作業の工程が多く、生産数が限られている |
価格 | 比較的安価 | 比較的高価 |
カラーバリエーション デザイン | 豊富 | 大手より少ない シンプルなデザインが多い |
販売時期 | 通年 (中には売り切れるモデルもある) |
2月〜4月に販売開始。 夏頃に売り切れるものも多い |
大手ブランドは、もちろん手作業部分もありますが、工場でミシンを使って大量生産をしています。
そのため在庫も豊富で、価格も比較的安価なものが多く、手に入りやすいのが特徴です。
一方、工房系は一つ一つ職人が手作業で作り上げるため、大量生産が難しく、価格も高い傾向にあります。
また人気の工房系ブランドの場合、生産数も限られているため、夏頃の販売ピークを待たずして完売してしまうことも…。
特に工房系の人気ブランドの場合、5月のゴールデンウィークシーズンには完売になるブランドや、コードバンなどの生産数が少ないものは販売開始すぐに売り切れることも多いです。
気になっている方は、早めにカタログの取り寄せをして、売り切れ前に購入するようにしましょう!
【ポイントその5】 ランドセルは耐久性が重要
ランドセルは6年間使用するものなので、耐久性も非常に重要なポイントです。
耐久性の高いランドセルは、丈夫で型崩れもしにくく、安心して使えます。
しかし耐久性の低いものを選んだ場合、破損して修理が必要になったり、買い替えが必要になったりすることも…。
・摩擦が多く痛みやすい部分(取り出し口や底面コーナー部分など)の補強がされているか
・耐久テストは実施されているか
ここからは3ブランドの耐久性を見ていきましょう。
セイバンは「2重構造」で型崩れしにくい!
(引用:セイバン)
セイバンのランドセルは、6年間安心して使えるためのこだわりがたくさん!
セイバンが独自開発した軽さと丈夫さに優れた芯材「タフかるプレート」を本体に使用し、荷物の取り出し口も補強がされているので、型崩れしにくいランドセルになっています。
底のコーナー部分も、生地を二重にすることで対策。摩擦に強く、見た目の美しさも保てます。
そのほか背カンと呼ばれる「肩ベルトとランドセル本体をつなぐパーツ」などの耐久テストで厳しくチェックされたものが使用されています。
フィットちゃんは「三方一体強化プレート」で約3.5倍の強度を実現
(引用:フィットちゃん)
フィットちゃんのランドセルには、型崩れを防ぐ「三方一体強化プレート」で補強し約3.5倍の強度となっているほか、耐久テストによって十分な強度が実証された「背カン」を使用しているのが特徴です。
底や側面部分など、直接地面などと接する部分には「チリ構造」を採用することで摩擦を軽減。そして痛みやすい部分は生地を二重にすることで対策しています。
土屋鞄は芯材に工夫と職人さんの手縫い技術に注目!
(引用:土屋鞄)
土屋鞄のランドセルは、側面に樹脂素材とスポンジを重ねた芯材を使うことで、型崩れしにくい丈夫な作りになっています。
また、重さによる負荷が最もかかりやすい肩ベルトの付け根部分には、手縫いで補強をして、ほつれ・ちぎれを防止する対策がとられているのも特徴の一つ。
6年間使う想定のもと、フタの開閉や金具など様々な耐久試験が繰り返されているので、安心して使用できます。
【ポイントその6】 大きさ・サイズ選びの大事なポイント
最近の小学校ではA4サイズのノートや教科書よりも大きい「A4フラットファイル」を使う機会が多く、これが入るかどうかが重要なポイントです。
ランドセルもA4フラットファイルに対応したタイプ(内寸横幅23cm以上)が多くなりましたが、中にはもう少し小さめの「A4クリアファイル」にしか対応していないタイプ(内寸横幅22cm)のものもあります。
A4フラットファイルは授業でも使うものですし、先生に提出もするので、きれいに持ち運びたいですよね。
そのため、なるべくA4フラットファイルサイズに対応している大きさのランドセルを選ぶようにしましょう。
【ポイントその7】 背負いやすさの決め手は「肩ベルト」にある
ランドセルは、子どもが毎日背負うものですし、教科書などを入れると重量も増すため、「背負いやすく、軽く感じるランドセル」を選んであげたいですよね。
それぞれのブランドでも「背負いやすさ」を研究・追求し、こだわりの「肩ベルト」や「背カン」が使われています。
ここからは大手3ブランドの肩ベルトや背カンについて詳しく見ていきましょう。
セイバン
(引用:セイバン)
セイバンはCMでおなじみの「天使のはね」の背カンによって、肩ベルトが立ち上がり、ランドセルが背中にフィットするため、背負いやすく、重さも感じにくい構造となっています。
また肩ベルトについても、クッション性が高く身体に沿う形となっているため、肩が痛くなりにくく、またズレにくいのも特徴です。
フィットちゃん
(引用:フィットちゃん)
フィットちゃんのランドセルは、左右別々に背カンが動き、それと連動して肩ベルトも動きます。
これによって子どもの体が大きくなっても、ランドセルの上げ下ろしが楽にでき、窮屈さも感じにくくなっているのです。
肩ベルト自体も湾曲した作りで体に密着するため、ランドセルが軽く感じられるようになっています。
土屋鞄
(引用:土屋鞄)
土屋鞄のランドセルは、体にしっかりと密着するよう、肩ベルトが立ち上がる背カンや、S字を描く形の肩ベルトが採用されています。
体への負担が少なく、動かしやすい。そして重さも感じにくくなっています。
【ポイントその8】 「全かぶせ」と「半かぶせ」のメリット・デメリット
(引用:池田屋)
ランドセルにはカラー以外にも見た目を大きく左右するポイントとして「全かぶせ」か「半かぶせ」かが挙げられます。
ここからは、両者のメリット・デメリットをご紹介します。
全かぶせ
引用:池田屋公式ホームページ
ランドセル本体がかぶせですっぽりと覆われており、安心感のあるデザインです。
メリット | デメリット |
---|---|
・収納量が多い ・かぶせとランドセルの間にも荷物を挟める ・ラインナップが豊富 |
・ランドセルを倒さないと錠前が開けられない |
半かぶせ
(引用:池田屋)
半かぶせのランドセルは、縦型と横型があるほか、かぶせの長さが様々で、個性的なデザインを楽しめます。
ただし、横型の場合は「ロッカーに入らない」などで困ることもあるので、購入を検討している方はあらかじめ確認しておきましょう。
メリット | デメリット |
---|---|
・おしゃれなデザイン ・倒さなくても錠前が開けられるため、荷物の出し入れが簡単 ・周囲とかぶりにくい |
・収納力が全かぶせに劣る ・ランドセルカバーの種類が限られる ・ロッカーに入らないことがある ・簡単に開けられるため、防犯上の懸念がある ・錠前の開閉時、かぶせの跳ね返りが強くケガをする恐れがある |
【ポイントその9】 6年間保障について
ランドセルは6年間使うものなので、大切にしていても、どうしても傷がついたり、壊れてしまったりする場合もあります。
そんな時に頼れるのが、各ランドセルメーカーの「保証」です。
ランドセルを購入した先輩ママたちに実施したアンケートでも「購入したランドセルの良かった点」で「6年保証がある」と答えた人が多く、注目ポイントであることが分かりますね。
ただし「保証あり」となっていても、内容はそれぞれ異なるため事前にしっかり確認しておくことが重要です。
・保証の内容(有償・無償、送料など)
・ランドセルの貸し出しの有無
ここでは例として6ブランドの保証内容を、それぞれご紹介します。
セイバン
6年保証 | あり |
---|---|
保証書紛失時の対応 | 可能 |
代替ランドセルの有無 | あり |
修理時の送料 | 無償修理時:無料 有償修理時:有料 |
無償・有償の範囲 | 不注意・故意等で破損した場合は有償 (正式な判断は工場到着後) |
フィットちゃん
6年保証 | あり |
---|---|
保証書紛失時の対応 | 可能 |
代替ランドセルの有無 | あり |
修理時の送料 | 無償修理時:無料 有償修理時:公式ホームページに記載なし |
無償・有償の範囲 | 無償:通常使用で部品が取れたり、不具合が生じた場合 有償:故意や使用による傷や汚れ (具体的な金額は工場到着後見積もり) |
カバンのフジタ
6年保証 | あり |
---|---|
保証書紛失時の対応 | 公式ホームページに記載なし |
代替ランドセルの有無 | あり |
修理時の送料 | 無料 |
無償・有償の範囲 | 無償:通常使用の範囲内の場合 有償:故意により傷・破損の場合 |
萬勇鞄
6年保証 | あり |
---|---|
保証書紛失時の対応 | 公式ホームページに記載なし |
代替ランドセルの有無 | あり (ランドセル返却時の送料必要) |
修理時の送料 | 無償・有償ともに片道分必要 (ただし小学1年生で、製造上の不具合によるものであれば無料) |
無償・有償の範囲 | 無償:鋲取れや自動ロック、金具が取れてしまった等 有償:不注意や故意、誤った取り扱い、本来の用途以外での取り扱いによる故障破損 (刺繍やラインストーンは修理保証対象外) |
池田屋
6年保証 | あり |
---|---|
保証書紛失時の対応 | 可能 |
代替ランドセルの有無 | あり |
修理時の送料 | 無料 |
無償・有償の範囲 | 基本的に無償 (使用上問題のない汚れやいたずら書きなどの壊れていないものを修理する場合や、自然災害や火災、盗難等で本体がない場合を除く) |
土屋鞄
6年保証 | あり |
---|---|
保証書紛失時の対応 | 公式ホームページに記載なし |
代替ランドセルの有無 | あり |
修理時の送料 | 無料 |
無償・有償の範囲 | 基本的に無償 (使用上問題ない傷・落書きや自然災害や火災等でランドセルが消失した場合を除く) |
また、上記の表にないメーカーであっても、ランドセル工業会が発行する「ランドセル認定証」がついている製品であれば、6年間修理に確実に対応してもらえるため安心です。
2. 「ラン活」ってなに?今年のラン活スケジュール
小さなお子様がいるご家庭では「ラン活」という言葉を幼稚園や保育園でよく目にしますよね。
「気になっているけど、よくわからない。」とお悩みの方もいるのではないでしょうか?
ここからは、具体的な「ラン活」の内容や活動をご説明します。
ラン活とは?
「ラン活」とは「入学を控えた子どものランドセルを購入するための活動」を指します。
近年のランドセルは選びきれないほど多種多様です。
各ブランドから、機能性やデザイン・カラーにこだわった様々なランドセルが販売されています。
ランドセルは1年を通して販売されていますが、入学ギリギリになって慌てて購入しようとしても、人気のものや気に入ったランドセルが手に入らず「失敗した…!」となりかねません。
そのため、早めの情報収集や事前準備などの「ラン活」が必要となるのです。
2022年度入学向けラン活予想スケジュール
「具体的にラン活って、いつ、何をしたら良いの?」とお悩みの方に向けて、昨年度の動向をもとに「2022年ラン活予想スケジュール」を作成しました。
2022年度に入学を控えるお子様がいる方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
1月〜3月 | ・子どものランドセルの希望を確認 ・同時に気になったブランドへの資料請求をする |
---|---|
4月〜5月 | ・次年度のランドセルの展示、予約が開始 (店舗や百貨店で実際に見た目や背負った感覚をチェック!) |
5月〜9月 | ランドセルを購入する (人気ブランドや人気ランドセルは早々に売り切れるため、購入を検討している場合は早めのご判断を!) |
10月〜12月 | ・人気ランドセルは売り切れの場合が多くなる ・ランドセルが到着しだす |
12月〜3月 | ・ランドセルが到着する ・売れ残ったランドセルが値引きされ販売されるようになる |
なお、近年はランドセルの購入時期が早くなってきている傾向があります。
(工房系ブランドは特に早いです。)
焦らず購入するためにも、早めにラン活を開始するのがおすすめです。
ランドセルはいつ買えばいい?
ランドセルの購入を検討し始めた時期
「一般社団法人 ランドセル工業会」が行ったアンケート調査の結果によると、既に4月には「1年後」の入学を想定してランドセル購入の検討を開始する人が多く、夏までには大半の人が購入を意識していることが分かりますね。
独自に行ったアンケート結果でも「年長の4月頃に各社のパンフレットを6種類ほど取り寄せました。」「GWに両親に購入してもらうために、2ヶ月くらい前から探し出しました。」など、やはり早くから準備した人が多かったようです。
ランドセルを購入した時期
また実際のランドセル購入時期のピークは8月となっており、多くのご家庭で入学の半年前には購入が完了しているのが分かります。
「より良いランドセル」を選ぶため、年々検討・購入時期は早まる傾向にあります。
また、人気ブランドや限定ブランドについては、販売開始後すぐに売り切れてしまうこともあるので、早めに検討・購入をするようにしましょう。
ランドセルはどこで買えばいい?
ランドセルは、たくさんの購入先があります。
- メーカーの公式サイト
- 百貨店や専門店
- 量販店・通販ショップ
- 転売サイト(メルカリ・オークションなど)
どこで購入すべきか迷う方も多いかもしれませんが「ブランドの公式サイト」から購入するのが一番のおすすめです。
ブランドの公式サイトで購入するメリットは以下の通りです。
- 偽物などの心配がない
- ネット限定のセールなどを行っている場合があり、お得に購入できるケースも多い
- 自宅で他ブランドと比較しながら、ゆっくりと選べる
また、おすすめの購入方法はこちらです。
- 気に入ったブランドのカタログを取り寄せる
- 実際に店舗で質感やサイズ、カラー、背負いやすさなどを確認する
- 自宅でじっくり検討し、ブランドの公式サイトから購入する
祖父母に購入してもらうときにも、ブランドの公式サイトであれば分かりやすく、お願いもしやすいでしょう。
また修理をしたい場合でも、ブランド側に情報が残っているため、スムーズに依頼できるというメリットもあります。
3. おすすめランドセルブランドランキング 12選
さて、ここからはいよいよ、おすすめランドセルブランドをご紹介します。
冒頭で説明したランドセル選びの重要なポイントを押さえ、更に実際の口コミアンケートなども考慮し厳選しているので、安心して選んでくださいね。
1. 鞄工房山本
「鞄工房山本」は、職人による手仕事でひとつひとつ丁寧なランドセルを作り上げる有名工房系メーカーです。
1949年創業と50年以上の歴史を持ち、現在も全工程を奈良の工房で行い、時代に合った「良いランドセル」を提案し続けています。
デザインはシンプルながらもトレンド感じさせ、20モデル以上の豊富なラインナップを揃えてます。
モデル数 | 20モデル以上 |
---|---|
価格帯 | 49,900円 〜 190,000円 |
対応素材 | 人工皮革、牛革、コードバン |
6年保障対応 | あり |
2. セイバン
「セイバン」は、CMでもおなじみの大手ランドセルブランドです。
充実した機能や保証を備えており、素材やデザイン、カラーも非常に豊富なので、たくさんのラインナップからお子様にぴったりのランドセルを選べるようになっています。
50,000円〜70,000円の価格帯が多く、他企業とのコラボレーションランドセルなど、バリエーションも豊富に取り揃えられています。
モデル数 | 30モデル以上 |
---|---|
価格帯 | 47,300円 〜 93,500円 |
対応素材 | 人工皮革、牛革、コードバン |
6年保障対応 | あり |
3. 池田屋
「池田屋」は、シンプルで洗練されたデザインが人気の工房系ランドセルメーカーです。
牛革・クラリーノ・ベルバイオ・コードバンの4つの素材を採用し、工房系だからこそできる、クオリティの高いランドセルが魅力です。
全モデル防水性に優れており、雨の日でも防水カバーなどを必要としないうれしい設計になっています。
モデル数 | 10モデル以上 |
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価格帯 | 49,500円 〜 98,000円 |
対応素材 | 人工皮革、牛革、コードバン |
6年保障対応 | あり |
4. 萬勇鞄
「萬勇鞄」のランドセルは、品質が高く、豊富なカラー・デザインが魅力的です。
負荷の大きい部分は職人の手縫いで仕上げられているほか、傷に強い「シボ加工」の素材も選ぶことができるので、丈夫なランドセルを探している方にぴったりです。
また、かぶせを開いた時に見えるネームプレートも標準仕様なので、まさに「自分だけのランドセル」で、お子様も気に入ること間違いないでしょう!
モデル数 | 30モデル以上 |
---|---|
価格帯 | 53,900円 〜 101,200円 |
対応素材 | 人工皮革、牛革、コードバン |
6年保障対応 | あり |
5. フィットちゃん
「フィットちゃん」は、CM放送もしている、有名なランドセルブランドです。
左右別々に動く肩ベルトで背負いやすく、ランドセルのふちが光る「安ピカッ」など、多様なニーズに対応できるようになっています。
50,000円台、60,000円台のラインナップが多いですが、価格帯も幅広く、刺繍やワンポイントなどのデザインも豊富。
国内でもトップクラスの販売実績を誇るブランドです。
モデル数 | 40モデル以上 |
---|---|
価格帯 | 40,700円 〜 99,000円 |
対応素材 | 人工皮革、牛革、コードバン |
6年保障対応 | あり |
6. カバンのフジタ
山形県に本社がある、雪国東北生まれの「カバンのフジタ」。
厳しい雪国ならではの防水加工、360°どこからでも目立つ反射材など、安心・安全のランドセルとなっています。
シンプルなキューブ型ですが、カラフルな背当てやワンポイントの刺繍・反射材で個性もバッチリ。コンパクトながらも収納力は十分(A4フラットファイルにも対応)、かつ軽量と、子どもに優しい設計となっています。
モデル数 | 15モデル以上 |
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価格帯 | 58,000円 〜 98,000円 |
対応素材 | 人工皮革、牛革、コードバン |
6年保障対応 | あり |
7. キッズアミ
「キッズアミ」は、70年を超えるランドセルの老舗で、定番の全かぶせ以外にも半かぶせ(縦型・横型)やデニム調の加工がされたランドセルなど、幅広く個性的なデザインが選べるのが魅力です。
もちろん老舗ということもあり、技術力も高く、丈夫に作られています。また取り外し可能な仕切り板なども付いているので整理しやすく、使い勝手も良いランドセルとなっています。
モデル数 | 25モデル以上 |
---|---|
価格帯 | 58,300円 〜 121,000円 |
対応素材 | 人工皮革、牛革、コードバン |
6年保障対応 | あり |
8. 羽倉(HAKURA)
「羽倉(HAKURA)」のランドセルは、工房系ブランドの中でもカラーバリエーションが豊富で、鋲のないシンプルでモダンなデザインが特徴です。
高い技術力の証「豊岡鞄」の認定も受けており、見た目の美しさだけでなく背負いやすさや丈夫さも優れています。
職人によって一つ一つ丁寧に作られている分、生産数も限られているので、売り切れも早い傾向にあります。
モデル数 | 7モデル以上 |
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価格帯 | 52,800円 〜 110,000円 |
対応素材 | 人工皮革、牛革、コードバン |
6年保障対応 | あり |
9. ふわりぃ
「ふわりぃ」のランドセルは、ブランド名のように軽いのが特徴で、また価格もお手頃なのがポイントです。
一般的なランドセルが1,200g前後であるのに対し、990g以下のモデルも多く、体が小さなお子様でも楽に背負えます。
軽いと言っても丈夫な作りとなっているほか、保証もしっかりとあるので、6年間安心して使用できます。
モデル数 | 25モデル以上 |
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価格帯 | 39,415円 〜 66,000円 |
対応素材 | 人工皮革 |
6年保障対応 | あり |
10. イオン
「イオン」のランドセルは「かるすぽ」のキャッチフレーズのように、軽く背負えて、収納力も高いのがポイントです。
比較的リーズナブルな価格ですが、カラー・デザインが豊富で、背負いやすさなどの機能にもこだわって作られています。
日本全国で広く展開している「イオン」で、実際に背負い心地を確かめることができるのも特徴の一つです。
モデル数 | 60モデル以上 |
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価格帯 | 33,000円 〜 80,300円 |
対応素材 | 人工皮革、牛革 |
6年保障対応 | あり |
11. モギカバン
1929年に創業し、伝統ある技術力とモダンなデザインで人気の工房系ランドセルメーカーです。
熟練の職人がひと針ひと針丁寧に仕上げたランドセルは、手に取るとその上質さがしっかりと伝わってきます。
コードバン、牛革、人工皮革と合わせて182種類取り揃えられており、お子様の好みにピッタリ合うランドセルがきっと見つかりますよ。
モデル数 | 15モデル以上 |
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価格帯 | 53,000円 〜110,000円 |
対応素材 | 人工皮革、牛革、コードバン |
6年保障対応 | あり |
12. 澤田屋ランドセル
「澤田屋ランドセル」は、お手頃な価格で、高品質なのが一番の特徴です。
「安かろう悪かろう」という言葉もありますが、澤田屋ランドセルの場合は、独自ルートで仕入れ、更に店舗数を減らすことによって、高品質でも安価なランドセルの販売を可能にしています。
またデザイン性も高く、男の子・女の子用ともにかっこいい・かわいいデザインとなっています。
モデル数 | 5モデル以上 |
---|---|
価格帯 | 36,800円 〜 39,800円 |
対応素材 | 人工皮革 |
6年保障対応 | あり |
4. その他おすすめブランド一覧
上記ランキングは逃してしまったものの、他にもたくさんのおすすめランドセルブランドがあります。
分かりやすいよう、まとめて一覧でご紹介しますね。
ブランド | モデル数 | 価格帯 | 対応素材 | おすすめポイント |
---|---|---|---|---|
池田地球 | 20モデル以上 | 60,500円 〜 82,500円 |
・人工皮革 | ・NASAの衝撃吸収素材「テンパーフォーム」使用 ・他ブランドとのコラボモデル多数 |
大峽製鞄 | 15モデル以上 | 55,000円 〜 187,000円 |
・人工皮革 ・牛革 ・コードバン |
・7年連続文部大臣賞を受賞 ・多くの有名国立、私立小学校で指定ランドセルとして採用 |
村瀬鞄行 | 25モデル以上 | 44,000円 〜 132,000円 |
・人工皮革 ・牛革 ・コードバン |
・「立ち上がり背カン」で体への負担を軽減 ・コンクール受賞歴多数 |
黒川鞄工房 | 10モデル以上 | 63,800円 〜 217,800円 |
・人工皮革 ・牛革 ・コードバン |
・「はばたくランドセル」で体への負担を軽減 ・全行程職人の手作業によるこだわりの製法 |
土屋鞄 | 15モデル以上 | 64,000円 〜 140,000円 |
・人工皮革 ・牛革 ・コードバン |
・妥協のない丈夫さ ・素材やカラーが豊富 |
conosaki (このさき) |
9モデル | 55,000円 〜 79,000円 |
・人工皮革 ・牛革 |
・和をイメージした個性的なデザイン ・ミラくるっロック、E-QBU構造 |
三越伊勢丹 | 70モデル以上 | 58,300円 〜 220,000円 |
・人工皮革 ・牛革 ・コードバン |
・ファッションブランドと提携した限定モデルを展開 ・70モデルを超える豊富な品揃え |
イトーヨーカドー | 60モデル以上 | 31,900円 〜 85,800円 |
・人工皮革 ・牛革 |
・セイバン、フィットちゃんなど大手ブランドとのコラボ ・60モデルを超える豊富な品揃え |
小田急百貨店 | 50モデル以上 | 66,000円 〜 132,000円 |
・人工皮革 ・牛革 |
・スポーツ系、アパレル系ブランドとの提携モデルが豊富 ・おしゃれでファッション性の高いオリジナルブランドも展開 |
ARTIFACT | 7モデル | 66,000円 〜 69,300円 |
・人工皮革 | ・2020に誕生した注目の新ブランド ・「フィットちゃん背カン」を採用 |
カザマランドセル | 25モデル | 46,000円 〜 69,500円 |
・人工皮革 | ・リーズナブルな価格 ・全ランドセルにクラリーノを採用 |
5. 初めてランドセルを買う方のよくある質問
こちらには、初めてランドセルを購入される方からよく寄せられる質問と回答をまとめてみました。
ランドセル選びのお悩み解消に、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ランドセルの色で迷っています
実際にランドセルを購入した方からのアンケートの結果としては、男の子は「黒」や「紺」などのシンプルなカラーがよく選ばれていますが、女の子はオーソドックスな「赤」以外にも「紫/薄紫」や「桃」など、好みに合わせて多様なカラーから選ばれる傾向となっています。
「この色のランドセルで浮いたりしないかな…」と心配な方は、通学予定の小学校の在校生が使用しているランドセルの色をチェックしてみるのもおすすめですよ。
ランドセルは誰が買う?
こちらはランドセル購入時の支払いを行った人のアンケートをまとめたものです。
半数以上のご家庭が「両親」次いで多いのが「祖父母」という結果となっているのが分かりますね。
祖父母が購入する場合には、事前に相談しておかないと、デザインや色、ブランドなどの意見が合わず、後々不満を抱いてしまうケースもあります。
また被って購入してしまう場合もあるので、入学を控えるお子様がいるご家庭は、あらかじめ話し合っておくことをおすすめします。
子供と意見が合わない時どうすればいい?
色やデザインなど、ランドセル選びで子どもと両親の意見が合わなくて困っている、という話はよくあります。
アンケート結果を見ると、最終的に購入を決めるのは「子ども」と答える方が半数以上。
やはり実際に6年間使用する、子どもの意思決定を尊重したいと考えるご両親が多いのが分かりますね。
お下がりや中古品ってあり?なし?
相手からのご厚意でお下がりをいただく場合や、転売サイトなどで中古品の購入を検討することもあるかもしれませんが、品質や保証の観点から言うと「なし」と言えます。
お下がりや中古品は既に使い込まれており、ランドセル自体が傷んでいたり、破損一歩手前だったりという場合もあるでしょう。また破損しても、保証が効かない場合も多いです。
気持ちの面で言っても、新入学で多くの子が新品のランドセルを背負っている中、お子様だけがお下がりや中古品であれば目立ちますし、なにより嫌がってしまうでしょう。
入学を控えてワクワクしているお子様には、ぜひ自分だけのランドセルを選んであげることをおすすめします。
ランドセルカバーって必要?
最近のランドセルは、どの製品も十分な防水・防汚対策がされているので、基本的に不要です。
ファッション要素や、交通安全を目的として、カラフルなカバーをつけるのは良いでしょう。
ただし付けたままの状態にしておくと湿気が溜まり、素材が劣化してしまうこともあるので、その点には注意が必要です。
6. まとめ
いかがでしたか?お子様に合ったランドセルは見つかりましたか?
この記事が、これからランドセル選びをされる方のお役に立てると嬉しいです!
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ではまたお会いしましょう!